NPO法人信州きこえとことばのセンターやまびこでは、難聴児を持つ親御さん向けに、難聴児のきこえとことばを伸ばすために必要な方法や知識を共に学ぶことを目的に親セミナーを定期的に開催しております。
今回は20201217に開催されました4〜6才のお子さんをお持ちのご家庭に向けたセミナーでは「就学への準備」として家庭でできることについて、3名の先生にご講演いただきました。 1)就学後のお子さんの学校生活がどんなもので、難聴児にはどのような力が必要とされるのか?に関して、難聴児支援センターの原山先生より具体例を挙げてお話いただきました。 2)家庭でお子さんにきちんと情報を届けることの重要性を、「家庭における情報保障」という視点からとらえ、みやがわクリニックの前田先生から講演いただきました。親御さんは情報保障というと学校でのロジャーの使用とかノートテイクと想いがちなのですが、難聴児=情報障害者と捉え、特に家庭の集団での情報保障の重要性にポイントを置いた内容についてお話しいただきました。 集団への参加に際し聴こえをどう使うかは、本人の努力だけでなく周りの協力が必要です。お子さんがご家庭で家族の団らんに参加できるような良い環境(人的、物的環境)を作ってあげることが、学校における集団参加への意欲を高めることになるという点は、これから小学校にインテをしていくお子さんにとって重要なポイントです。 3)生活言語から学習言語への「渡り」に関して、みやがわクリニックの金澤先生からお話ししただきました。生活言語から学習言語への移行に関しては非常に多くの事柄がありますので、今回はその導入編として、概要についてお話しいただきました。
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