2019(令和1) 年8月4日に、長野市芸術館アクトスペースにて、難聴児のきこえとことばの発達に関する講演会を開催いたしました。講演会には難聴児、難聴者やご家族、医療関係者、学校関係者など130名の参加がありました。大勢の皆様にご参加いただき誠にありがとうございました。
講演会では宇佐美 真一先生(信州大学医学部耳鼻咽喉科・教授)より、「難聴医療の進歩と難聴児支援のあり方について」お話いただき、最近、難聴対策推進議員連盟でプレゼンテーションされた内容についてもご紹介いただきました。
また、米国で小学生の難聴児を支援する活動をされているNo Limits代表のMichelle Christie 先生より「どのようにして小学生の子どものことばを伸ばすか?」について、北野 庸子先生より「難聴児のことばの発達」についてお話いただき、難聴のあるお子さんのことばの発達を促すためにできることについて学びました。また、宮川 麻衣子先生からは「信州きこえとことばのセンターやまびこの活動」として、実際にやまびこで行なっている取り組みに関して紹介しました。
その後、人工内耳装用のお子さん4名、成人難聴者1名、医学専門家、難聴児教育専門家によるパネルディスカッションとして、「難聴児支援を考える / 実体験をもとに」として、中学生、高校生、成人人工内耳装用者の方から、学校での悩みやどのように難聴のことを学校や職場で伝えているかなどに関してお話いただき、ディスカッションを行いました。
実体験に基づいたお話は非常に迫力があり、素晴らしい内容が盛りだくさん含まれた講演会となりました。講演いただきました皆様、ご参加いただきました皆様に心から御礼申し上げます。
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